大相撲=曙太郎さん死去、初の外国出身横綱 54歳

[11日 ロイター] - 大相撲で外国出身力士として初めて横綱になった曙太郎(旧名チャド・ローウェン)さんが、今月上旬に心不全のため死去した。54歳だった。家族が11日明らかにした。

東京近郊の病院で治療のため入院していた。告別式は近親者による密葬で行うという。

ハワイ生まれ。元関脇の高見山が師匠を務めた東関部屋に入門し、1988年に初土俵を踏んだ。93年に第64代横綱になり、のちに兄弟横綱になった若乃花、貴乃花らと相撲ブームをけん引した。優勝回数は11回。

2001年に現役を引退した後、格闘家としても活躍した。

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