町田JC 「里山の周知」に取り組み 下小山田で竹伐採 町田市

一般社団法人町田青年会議所(町田JC)が先ごろ、「里山に触れる、里山を知る」をテーマとする3月度例会を下小山田の竹林で開いた=写真=。

地域資源である里山を生かすために、意識を向上させ、地域の団体や企業と幅広く連携することを目的に開催されたもので、JCメンバーや里山関連団体など約90名が参加。背が高い竹林が整備されずに密集する「放置竹林」の問題解消に向け、竹の伐採などにあたった。

当日は切り落とした竹を用いた炭でバーベキューが行われるなど、参加者同士の親睦が図られる場面もあり、参加したメンバーからは「実際に里山へ来てみて素晴らしい場所だと感じた」などという声が上がった。

町田市は2022年度に里山の環境保全に関する計画を策定。里山を生かすSDGsの実現を掲げているが、市が行った同年の意識調査では、関心がありながらも実際に里山に行ってみるなど取り組んだ市民は約16%に留まっている。

JCで地域循環共生委員会の委員長を務める五十嵐由哉さんは「参加者から『良い経験になった』などの声をいただきほっとしている。里山への認知、維持・活用は難しいのが現状。市民や訪れる人にとって里山が居心地の良い場所と思ってもらえるように活動していきたいと思う」と話している。

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