“第4種踏切” 千葉県内にも84か所

“第4種踏切” 千葉県内にも84か所

 群馬県で4月、死亡事故があった、警報機や遮断機のない「第4種踏切」が、千葉県内にも84か所あることがわかりました。

 第4種踏切は、遮断機や警報機のない踏切で、群馬県で4月6日、小学4年生の女の子がこの踏切で列車にはねられ死亡する事故が起きました。

 千葉県によりますと、4月1日時点で、県内の第4種踏切は84か所あり、鉄道会社別では小湊鉄道が48か所、JRが久留里線や内房線沿いなどに11か所ありました。

 このうち全体の約6割を占める小湊鉄道では、第4種踏切を列車が通過する際には警笛を鳴らすことをルールとしていますが、2024年2月には自動車と列車が衝突する事故が2回起きました。

 小湊鉄道によりますと、事故があった踏切は、自動車が通ることを想定していなかったということです。

 これら第4種踏切の安全対策について、熊谷知事は4月11日の定例会見で、鉄道会社などと連携し検討していく考えを強調しました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「道路管理者や鉄道事業者など関係者が集まる場で安全対策の取り組みに関する意見交換を行っている。今回の事例を受けて、第4種踏切設置のそれぞれの経緯も踏まえながら、どのように安全性を高めていけるか意見交換し、しっかり検討していきたい」

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