ローマとEL4強入り争うミラン、指揮官はホームでのリード想定「アドバンテージを得ることは極めて重要」

ローマとのビッグマッチを迎えるピオリ監督[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督が先勝を狙っている。クラブ公式サイトが伝えた。

公式戦8試合負けなしと好調を維持しているミラン。準々決勝に勝ち上がったヨーロッパリーグ(EL)では、イタリア国内のライバル・ローマとの対戦が控えている。

11日にはローマをホームに迎えての1stレグ。試合前の会見に臨んだピオリ監督は、リスクを冒して積極的にリードを目指すと述べた。

「先にホームで戦ったこれまでのヨーロッパリーグでは、いつもアドバンテージを得ることができた。試合を終わらせることはできないだろうが、アドバンテージを得ることは極めて重要だ。難しいだろうが、我々は信じている」

「大切なのは自分たちの強みを信じてプレーし続けることだ。スペクタクルが欠けてはいけない。テクニックを活かした攻撃的なチームになりたいなら、必然的にリスクを冒さなければならない」

また、ダニエレ・デ・ロッシ監督を新指揮官に据え、立て直しているローマについてもコメント。デ・ロッシ監督の仕事ぶりを称えているが、どのような対策を練ってこられても怯むつもりはない。

「最高のローマを期待している。デ・ロッシによってローマのアプローチは変わった。彼は信頼に足ることを証明しているし、素晴らしい仕事をしている。チームは彼についていく」

「彼がどんな選択をするかはわからない。ミランと対戦するチームはしばしば特定の対抗策を用いるからだ。我々は準備ができているし、適応し、より危険で効果的なプレーができるようトライする」

イングランド代表DFフィカヨ・トモリの出場停止にも言及。ドイツ代表DFマリック・チャウかデンマーク代表DFシモン・ケアーのどちらかを選ぶようだ。

「トモリがいないとアグレッシブさとスピードがいくらか失われるが、彼らの攻撃に適切に対応できる代わりの選手がまだいる」

「チャウとケアーのフィジカルコンディションはほぼ同じで、試合や対峙する相手に基づいて選択するつもりだ」

© 株式会社シーソーゲーム