全国的に気温高い 「高温に関する早期天候情報」も 気象庁1か月予報

 気象庁は11日(木)、向こう1か月(4/13~5/12)の天候の見通しを発表した。暖気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、期間の前半(4/26ごろまで)は全国的に気温がかなり高くなりそうだ。

 1週目(4/13~4/19)の北日本は、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。2週目(4/20~4/26)は東・西日本が前線や低気圧の影響を受けやすくなり、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。その後、大型連休を含む3~4週目(4/27~5/10)は、全国的に天気は周期的に変わり、北日本の太平洋側と東・西日本は平年と同様に晴れの日が多くなる見通し。

■高温に関する早期天候情報

 向こう2週間は暖気に覆われやすく、広範囲で気温が平年より高くなりそうだ。特に、東北~四国は17日(水)ごろまでと、20日(土)前後からの5日間ほどは、かなり高くなる見込み。九州~沖縄も17日(水)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなる可能性がある。
 このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。東・北日本で積雪の多い地域は、なだれにも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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