長期離脱から復帰してすぐに指揮官が先発で起用し続けていることが、重要性を物語っている。
セルティックの旗手怜央にとって、今シーズンは厳しい一年だった。レジェンドOBのクリス・サットン氏は、チームも苦しんだ理由に日本代表MFの状態が安定しなかったことを挙げている。
今季の旗手は開幕早々に負傷し、秋には太もものケガで長期離脱を余儀なくされた。年明けに復帰を遂げたものの、今度は日本代表として臨んだアジアカップでふくらはぎを痛め、再び戦列を離脱。さらに2か月、チームメイトを見守るだけとなった。
それでも、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は、3月31日の復帰戦で旗手をスタメンに起用。続く宿敵レンジャーズとのダービーマッチでも、2試合連続で旗手を先発させた。旗手を含むセルティックの中盤には賛辞も寄せられている。
セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、サットン氏は英公共放送『BBC』の「Monday Night Club」で「(セルティックの不振には)理由があるんだ」と話した。
「彼らはレオ・ハタテが復帰した。今シーズンの彼は先発5試合だけだったと思う」
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安定して旗手が出場できていなかったことが、セルティックに影響したというわけだ。プレミアリーグの得点王にもなった名ストライカーは「彼はプレミアリーグに行くことになるだろう。それほど良い選手だ」と絶賛している。
「彼は本当に、本当に、セルティックにとって重要だった」
発言を伝えた67 HAIL HAILも、「セルティックのファンはハタテがいかに優れた選手で、どれほどチームにとって重要かを知っている。レンジャーズ戦のパフォーマンスはそれを証明した」と続けた。
「彼がどこかで移籍するはずということは、我々全員が知っている。だがとにかく、それがすぐではないことを、とても、とても遅くになることを願おう」
サットンが言うように、旗手はイングランドへと羽ばたくのか。実現するなら、それはいつのことになるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部