嘉手納にP-8Aポセイドン、北朝鮮「瀬取り」の警戒監視でニュージーランド空軍が飛来 4月中旬から5月上旬

嘉手納飛行場 2024年4月10日撮影 NZ4804 ボーイング P-8A (737-800) ニュージーランド空軍

防衛省は、国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の瀬取りを含む違法な海上活動に対し、ニュージーランド空軍がP-8Aポセイドン哨戒機を派遣し警戒監視を行うことを発表しました。

警戒監視は4月中旬から5月上旬までの間、在日アメリカ軍嘉手納飛行場を使用して行うとのことです。具体的な日時などは発表されていないものの、同飛行場には4月10日時点でP-8Aポセイドン飛来がした様子が確認されています。

今回の活動は、ニュージーランド空軍の退役したP-3K2対潜哨戒機に代わって配備されたP-8Aにとって、初の海外における警戒監視任務のための派遣となります。

© FlyTeam しんちゃん007さん嘉手納飛行場に飛来したニュージーランド空軍P-3K2オライオン哨戒機 2021年5月7日撮影

■「瀬取り」とは
本来は洋上で船から船へ船荷を積み替えることを意味しますが、現在では経済制裁がなされている北朝鮮が、「公海上で、違法に物資の積み替えを行うこと」および「洋上で貨物を積み替える形で制裁を逃れる行為」などの意味で使用されています。

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