障害がある作家のアート作品を扱う盛岡市のヘラルボニー(松田崇弥、松田文登Co-CEO)と岩手銀行(岩山徹頭取)は10日、「岩手異彩化プロジェクト」を始めた。オリジナルアートを制作してまちづくりや産業振興に生かすほか、国内外に多様性を体現する岩手を発信する。
市内で記者会見を開き、ヘラルボニーのプロジェクトに岩手銀がメインパートナー第1号として参画することを発表した。期間は2027年3月末までの3年間。
岩手をテーマにしたオリジナルアートを制作し、地元スポーツチームとの連携イベントや祭りの盛り上げ、地域活性化などさまざまな事業への活用を想定する。
岩手銀はヘラルボニーの知名度を生かして県外への発信力を高め、ヘラルボニーは県内各地に支店があり多くの取引先を抱える岩手銀の協力を得て地域密着を推進する。今後は参加企業を増やし、障害者やマイノリティーの人々が活躍できる社会も目指す。