グッズデザイン賞 公文高等部2生徒が大賞 横浜開港資料館が企画  横浜市戸塚区・横浜市泉区

大賞の柏村さん(前列左から2人目)、渡辺さん(同3人目)、佐々木さん(同4人目)

横浜開港資料館(中区日本大通)のミュージアムグッズデザインコンテストの授賞式が3月27日、同館で開かれた。計247件の応募から、戸塚区の公文国際学園高等部の生徒2人が大賞に選出された。

ライフスタイルグッズ部門の大賞に選ばれたのは、公文国際学園高等部2年(当時)の渡辺佳子さんと柏村菜々子さん。同館のシンボルのタマクスの木漏れ日を表現した折り畳みビニール傘を提案した。美術部の2人は、小学校行事で同館を訪れた渡辺さんの印象に残っていた「木漏れ日の光」をヒントに、放課後にアイデアを深めた。「晴れの日にも使いたくなるものを目指した。グッズ化したら使いたい」と笑顔で語った。

ミュージアムスイーツ部門の大賞を受賞した日本大学の佐々木彩織さんは、同館の建物をモチーフにミルフィーユを考案。「層が重なっていて間に窓がある建物の外観からミルフィーユを連想した」と話す。「紅茶に合うスイーツ」のテーマに、ロイヤルミルクティーのカスタードも使用。「大きな賞をいただき嬉しい」と喜んだ。

ライフスタイルグッズ部門の審査員賞は、成田寛志さん(新羽高)と稲川由依さん(同)、ミュージアムスイーツ部門の審査員賞は秋葉雛莉さん(同)と嘉成珠里さん(同)に贈られた。

大賞作は商品化の予定。同館は「協力してくださる企業を募集中」と話している。

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