ダイバーシティ経営の取組事例を共有 県内企業・団体約50人が集まる 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

各企業・団体の事例が紹介されたパネルディスカッション。国際女性デーを象徴する花「ミモザ」で彩られた会場は、同イベントの協賛企業でもあるテイクアンドギヴ・ニーズがロスフラワーを使い、空間装飾を手がけた(写真はAn-Nahal提供)

女性の活躍推進をはじめとするダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の取組を発信するイベントが3月25日、みなとみらいにある日揮ホールディングス(株)本社を会場に開催された。

同イベントは「国際女性デー」(3月8日)にあわせて企画されたもので、ダイバーシティ事業を展開する(株)An-Nahal(品川優代表取締役)=西区みなとみらい=が主催。協賛企業の日揮ホールディングス(株)、東芝プラントシステム(株)、(株)アイネット、ボッシュ(株)、シミックホールディングス(株)、(株)横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)、ヤマハ(株)、(株)大林組、(株)テイクアンドギヴ・ニーズの9社をはじめ、県内に拠点を置く企業や団体から約50人が参加した。

当日は「女性に投資を」をテーマに3部構成で行われ、ジャーナリストの浜田敬子さんによる基調講演では「なぜ女性に投資をするのか」という観点から、参加者の理解を深めた。その後のパネルディスカッションでは、日揮グローバル(株)執行役員でエネルギーソリューションズプレジデントの込山宏さん、(株)大林組グローバル経営戦略室ダイバーシティ&インクルージョン推進部長の中沢英子さん、(株)ピクニックルーム代表取締役の後藤清子さんの3人が登壇し、各企業・団体の女性への投資に関する取組事例を紹介。最後のグループディスカッションでは、参加者同士が女性への投資や課題について、組織の垣根を越えて活発な議論が交わされていた。

登壇者のの後藤さんは、同社で2年前から展開する、企業に保育士を派遣して子育て相談を行う「ペアサポ保育」事業について説明。今回イベントを通じて様々な企業担当者と話をする中、「D&Iに前向きな企業が増えてきていると実感した。女性や子育てをサポートする立場として、こうした大企業の取組はとても心強い」と話した。

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