実はプロでも難しい! 砲台グリーンの真ヨコからのアプローチ どこに落とすのが正解?

(撮影:鈴木祥)

ピンを積極的に狙って、距離はピッタリだったけど、グリーンに乗らず。グリーンエッジからピンまでは近く、グリーン奥から手前には急な傾斜。一体どこを狙えば寄せられるのか…中西直人の答えとは?

砲台グリーンの真ヨコから、ショートサイドへのアプローチはとっても寄せにくい状況です。ロブショットも打てなくはないですが、落としどころが狭いうえに、うまく打てても傾斜でコロがって寄せられません。

こういった状況では、傾斜の手前に着弾させて傾斜をコロがし上げるイメージで打ちますね。傾斜にワンクッションと考える人もいるでしょうが、それだとどこに跳ねるかの予測ができません。

また、日本の多くのゴルフ場ではグリーンの奥から手前に下り傾斜となっています。真ヨコからのアプローチのときは想像以上に球が流されるので、1ピン以上外して狙うようにしてくださいね。

打ち方自体は、それほど難易度が高いワケではありません。まず、地面の抵抗が最小限になるようにハンドアップにして、ヒールを浮かせるように構えましょう。右足の外に球を置き、ロフトを立てたら、パッティングの要領で振ればコロがし上げる球が打てますよ。

■中西直人
なかにし・なおと/1988年生まれ、大阪府出身。2010年にプロ転向し、翌年のQTで3位に入りレギュラーツアーへ。19年は「関西オープン」で最終日最終組を経験するなど活躍し、初シードを獲得した。岸和田出身の明るいキャラクターが魅力

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