広瀬アリス&真栄田郷敦「366日」に《姉弟に見えて違和感》のがっかり…シリアス展開に広瀬はハマらない?

実年齢5歳差の広瀬と真栄田(C)日刊ゲンダイ

広瀬アリス(29)主演のフジテレビ系月9ドラマ「366日」が8日、スタート。初回の世帯平均視聴率が7%を超えたものの、今作で4作連続の1ケタ発進となった。今作は、「HY」の代表曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。広瀬が演じる主人公・明日香と真栄田郷敦(24)演じる高校の同級生・遥斗は互いに好意を抱いていたが、すれ違ったまま卒業。その後、同窓会で再会し、恋人同士になった直後、遥斗が不慮の事故に遭うという展開が第1話で描かれた。

前作「君が心をくれたから」に続く、不幸展開に辟易する視聴者だけでなく、第1話は高校時代のシーンも多かったため、《広瀬アリスと真栄田郷敦が同級生は無理がある…》《姉と弟にしか見えないので、広瀬アリスさんの高校生役に無理を感じました》と、特に広瀬の制服姿に違和感を抱く声が多く上がっていた。

広瀬にとって今作が初の月9主演だが、二作連続の暗いストーリー展開と、広瀬と真栄田の年齢差を感じてしまうキャスティングに、早くも離脱宣言をする視聴者も目立つ。

■「年上の面白いお姉さん」のイメージが定着

「広瀬さんはコメディ作品では本領を発揮する印象ですが、シリアス路線のラブストーリーのヒロインは、本人のハツラツとしたイメージもあってか、イマイチハマっていない印象になりがちです。《バリバリサバサバ働く女性キャラの方がいい》という声もあり、少しコメディ要素のある明るくサバサバしたご本人のイメージに合う役を演じる広瀬さんが見たいという視聴者も多いようです」(ドラマ制作関係者)

広瀬は23年10月期の「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系)で、なにわ男子・道枝駿佑(21)が演じる年下男子との恋愛に悩むアラサー女性を、視聴者に親近感を与える程よいコミカルさで演じた。その印象も強く、視聴者としては「年上の面白いお姉さん」のイメージが定着していることも、今回のキャスティングへの違和感へと繋がっていると考えられる。

「月9ドラマの前作『君が心をくれたから』は、暗くて重いストーリーで見るのがつらいと離脱してしまう視聴者も確かにいましたが、永野芽郁さんと山田裕貴さんの組み合わせは《お似合いで、ピュアで素敵で感情移入できた》と好評でもありました。今作はストーリー展開が重いだけでなく、同級生の設定なのに、姉弟に見えてしまうキャスティングに対する違和感もあるようで……。感情移入できるところまで没入しにくいという面は確かにあるかなと思います」(同)

今作のモチーフとなった「366日」は、忘れられない恋がテーマの一曲。序盤の展開は感情移入しやすい恋愛ストーリーだったが、再会後にようやく付き合ってすぐ、思い出が増える間もなく、遥斗が昏睡状態になるというただ重すぎる展開に、《どう感情移入すべきかわからない》と戸惑う視聴者の声も散見された。

広瀬はコメディエンヌからシリアス路線のヒロインも演じられるカメレオン女優に、イメージをアップデートできるか?

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