西鉄、有料座席列車「Nライナー」を臨時運行 追加料金300円で利用可能

「Nライナー」に使用する3000形

西日本鉄道は11日、天神大牟田線で臨時有料座席列車「Nライナー」を運行すると発表した。

Nライナーは、イベント開催日、週末などの多客時に、確実に着席できる有料座席列車として運転することで、利用者の快適性・利便性向上を図ることを目的に設定する。今回発表分の運転日は、4月19日(金)、5月7日(火)、17日(金)、21日(火)の4日間。下り列車のみの運転で、西鉄福岡(天神)駅を21時台に発車する大牟田行きを各日1本、22時台に発車する花畑行きを各日2本運転する。乗車可能駅は西鉄福岡(天神)駅のみで、降車駅は西鉄二日市~花畑・大牟田間の急行停車駅各駅。降車駅からの乗車はできない。使用車両は3000形5両編成で、定員は各列車200人とする。

Nライナーの乗車には、運賃に加え、乗車整理料金として300円が別途必要となる。乗車整理券は、利用日当日、西鉄福岡(天神)駅北口窓口にて発売する。整理券は、乗車車両のみ指定するが、座席の指定はない。また、各列車の定員に達し次第、発売を終了する。

有料座席列車は、「THライナー」「京王ライナー」など、首都圏で近年設定本数が拡大している。また、列車の一部車両を有料座席車両とする取り組みも、JR西日本の「Aシート」、阪急電鉄の「PRiVACE」(プライベース、2024年7月提供開始)など、関西圏で広まりを見せている。西鉄においても、2019年2月に策定した「第15次中期経営計画」(2019年度~2021年度)において、天神大牟田線での有料座席列車導入を盛り込んでいた。

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