広島県三次市の市街地を循環するバス路線に、初めてEV(電気自動車)が導入されることになり、試乗会がありました。
三次市街地の循環バス「くるるん」に導入されるEV車両です。運行する備北交通が、県北地域の路線バスでは初めて採用しました。
10日の試乗会には、三次市の関係者などが参加しました。
備北交通 山根英徳 社長
「このEVバスが、みなさまの公共交通への関心の高まりにつながれば幸いと考えています」
EV車両は満充電で210キロ走ることができて、非常口を除くすべての座席にはUSBポートも備えられています。
EVバスは今月半ばから運行をはじめ、市街地の循環路線に加えて、土日と祝日は市内の観光スポットでもある「奥田元宋・小由女美術館」や、「広島三次ワイナリー」にも乗り入れることになっています。
備北交通は、厳しい寒さとなる冬場にバッテリーの状況などを確認しながら、今後の導入について検討していくということです。