地域の活性化と防災を同時に進める取り組みが須坂市で始まりました。キーワードは「ヘルスツーリズム」と「トレーラーハウス」です。
キッチンに…一通りの家具がそろったこちらの部屋。一般の住宅ではなくトレーラーハウスです。能登半島地震の被災地で、同じ型が30台以上、仮設住宅として活用されています。
見学していたのは須坂市長。
■須坂市長
「避難所に避難するよりも違いますね」
■看護師
「違うと思います。集合の避難所よりは快適」
仮設住宅としてのトレーラーハウスを備蓄しつつ、平時は観光拠点とする取り組みが須坂市で始まりました。
■カンバーランドジャパン・原田英世代表
「トレーラーハウスを災害のために備蓄しつつ、何か事業をしていきたい。その事業っていうのはいかに都会から人が来てくれて、須坂市に定着できるということで」
観光面では森林浴や温泉療法などを宿泊で体験する「ヘルスツーリズム」を実施します。
■記者
「ここで体験できるヘルスツーリズムなんですけれども、まず最初は自分の体を知る、そこから始まります。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
複数の看護師が常駐し、宿泊者はまず特殊な機械で体の細胞の動きを見ます。黒い四角は6段階で最も動きが良くない印です。
■看護師
「ちょっとお疲れがだいぶ出ていますね。やっぱり肺もちょっと元気がないので、ちょっと…」
■記者
「結構不健康ですね」
■看護師
「ストレスを解消するために自分は何ができるんだろう、みたいなのをこの2日間の(ヘルスツーリズムの)中で一緒に考えて気付いていくっていうことで、自然の中で散策したりヒーリングをして体を緩めたり心を緩めたり」
災害への備えと地域活性化を同時に目指します。