違法収益を隠した容疑 貸金業の男を再逮捕 群馬県警

 群馬県警生活環境課などは10日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿・仮装)の疑いで、高崎市の貸金業の社長(52)=出資法違反、貸金業法違反両罪で起訴=を再逮捕した。逮捕は3度目。

 再逮捕容疑は2019年8月中旬ごろから昨年8月中旬ごろまでの間、48回にわたり、現金を貸し付けた県内外の男女901人から、年利30~40%の利息を払い受けたが、法定の上限20%を超えた分の約1030万円を預かり金として経理処理し、違法に得た収益がないかのように仮装した疑い。

 県警によると、「弁護士と相談してから話す」などと話し、認否を留保している。預かり金として処理した一部は、相手に偽の領収書を作らせ、返金したように装う経理処理もしていたとみている。同容疑で法人としての同社(同市緑町)も書類送検する方針。

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