福井の大学院生がクロッフルサンド店を4月26日オープン JA新拠点「トレタス」内、県産食材を使用

「クロッフルサンド」の店舗をオープンする竪帯幸史朗さん(左)と佐々木健太さん=4月9日、福井県福井市高柳2丁目
新たな食感が楽しめる「クロッフルサンド」

 クロワッサンとワッフルを掛け合わせた「クロッフル」を福井県内で広めようと、福井大学大学院生2人がテイクアウト専門店「ごきげんよう、クロッフル」を、4月26日にオープンするJA福井県経済連の農畜産物販売拠点「トレタス」(福井市高柳2丁目)に出店する。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で20日まで運営資金を募っている。

 2人は同大学院工学研究科の竪帯幸史朗さん(24)と佐々木健太さん(24)。クロッフル発祥の地・韓国で竪帯さんが食べて食感にほれ込み、佐々木さんと一緒に昨年から福井と石川のイベントでキッチンカーを出店。切れ目を入れて果物やおかずを挟む「クロッフルサンド」を販売してきた。

 クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼くため、外側はさくさく、内側はもちもちという。「イベントだけでなく、いつでも食べられるようにしてほしい」との声も多かったことから、店舗で販売することにした。

 具材は、マスタード入りタルタルソースをかけた県産地鶏ブランド「福地鶏」のゆで卵や、季節の県産果物、トレタスの鮮魚店で扱うツナなど約10種類。価格は500~800円程度を予定している。

 普段は産学官連携事業に取り組む竹本拓治教授のゼミに所属し、県内各市町が抱える課題の分析や解決策を学んでいる2人。来年の大学院修了後は、竪帯さんが中心となってクロッフルサンドの店舗を継続運営する考え。竪帯さんは「地元密着にこだわり、店を長く続けられるようリピーターを増やしていきたい」と意気込んでいる。

 CFの目標額は50万円。「ミラカナ」の特設ページから。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は2億1千万円、プロジェクトの達成率は91%(数字は2023年末時点)。

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