「焦りが少しある」J1アビスパ福岡・岩崎悠人 ホーム広島戦で「安心」のゴール

パス回しをする福岡・岩崎(撮影・柿森英典)

J1アビスパ福岡の岩崎悠人が10日、ホームでのサンフレッチェ広島戦(ベスト電器スタジアム、13日午後2時キックオフ)で得点に絡む活躍を固く誓った。同日は福岡市の雁の巣球技場で練習を公開。「そろそろ結果を残したいです。焦りが少しあるんで、早く(焦りを)なくしたいという気持ちはあります」と本音を漏らした。

ただ、チームへの貢献度は高い。豊富な運動量とスピードを生かし、前への推進役になり、前線からの守備で相手の攻撃を制限している。

広島戦でも「前線の選手が制限をかけて、後ろ(守備)の選手を助けられるような試合運びをしたいと思っています」と守備での奮闘を誓うが、ゴールへの意識も失ってはいない。

3月に新加入したシャハブ・ザヘディが先発した3試合では、ともにプレーした。「守備の役割が徐々にバランスが取れてきたので、やっぱり攻撃でも、もっともっと見せていきたいなと個人的に思っている」と意欲を見せた。

前節の名古屋戦ではサイドを抜け出して決定的なクロスを上げたが、ザヘディのヘッドはクロスバーをたたいた。さらに中央からの前寛之のスルーパスに抜け出してゴールに迫ったが、仕留めることができなかった。「練習します」と自虐的に笑ったが、手応えもある。「(ゴールかアシストの)どっちかを取れれば、一つ安心するかなと思います」。その先には量産が待っている。(向吉三郎)

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