西武、ドラ1武内夏暉を登録抹消 2戦連続HQS達成も無理させず 高橋光成1軍合流で先発陣に余裕

カーミニークフィールドでランニングをする西武・武内

西武のドラフト1位ルーキー、武内夏暉投手(22)=国学院大=が11日、出場選手登録を抹消された。登板間隔を空けるためとみられ、最短で21日まで再登録できない。

武内はプロ初登板した3日のオリックス戦で7回無失点に抑え初勝利。2度目の登板となった10日のロッテ戦も7回2失点と力投し、勝ち負けはつかなかったものの2試合連続でハイクオリティースタート(7回以上投げて自責点2以下)を達成した。12日に埼玉県所沢市のカーミニークフィールドで行われた投手練習にも参加し、ランニングやキャッチボールなどで汗を流していた。

西武は昨年も先発転向1年目の平良海馬を4月中旬に一度抹消させ、回復期間にあてている。松井稼頭央監督は今年の開幕前に「試合日程や試合数で(登板間隔を)空けるときもあるかも分からない。だからローテーションも変わっていく」と語っていた。

交流戦が始まるまで週5試合ペースが続く中、エースの高橋光成が1軍に合流。14日ソフトバンク戦での復帰が濃厚になっている。実績のある今井達也、隅田知一郎、松本航、平良海馬も開幕からそろって安定。ルーキーの武内を無理せず起用する判断を下したもようだ。

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