地域の安寧を祈り大鳥居奉納 福島県南相馬市鹿島区の男山八幡神社 例大祭に合わせ、渡り初めも

テープカットして大鳥居の完成を祝う関係者

 福島県南相馬市鹿島区の男山八幡神社の大鳥居が新たに奉納された。5日の例大祭に合わせ、お披露目された。

 コンクリート製だったこれまでの鳥居は約50年前に奉納され老朽化し、2022(令和4)年3月の福島県沖地震でひびが入った。西道典宮司の高校時代からの友人の中島照夫さんが、市内で経営する会社「東武」が昨年、創立40周年を迎えたことに感謝し、自費で鳥居を新調して奉納した。長持ちするようステンレス製の特注で仕上げた。

 渡り初めを行い、西宮司と中島さんらがテープカットして、完成を祝った。

 引き続き例大祭を行った。西宮司が祝詞を奏上、舞を奉納し家内安全や商売繁盛、地域の安寧を願った。氏子や崇敬者、地元住民らが玉串をささげた。

(相双版)

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