アバルト史上最強の新型「600e」、最新ショットを公開。アグレッシブな内外装がカッコいい!

2024年3月31日、アバルトはブランド創立75周年を記念した新型「アバルト600eスコーピオニッシマ」の写真を3点公開した。

240psのハイパフォーマンスモデル

アバルト600eは、フィアットの新型コンパクトBEVである600eをベースにしたハイパフォーマンスモデルだ。アバルトとしては500eに続く2代目のBEVとなる。

アバルト600eは240psを発生するモーターを搭載するほか、機械式LSD(リミテッド スリップ ディファレンシャル)やレーシーな内外装を備えた、ブランド史上最強のモデルとなる。

すでにティザー写真などが公開されていたが、そのときはフロントとサイドのエクステリアしか確認することができなかった。しかし、今回公開された写真は、フロントの走りカットのほか、リアのエクステリアとインテリアのデザインを確認することができる。

リアのエクステリアからは、上部には大型のリアウイング、下部には専用バンパー&ディフューザーを備えていることがわかり、ベースのフィアット600eとは異なるスポーティな外観が与えられている。

ローンチエディションとなるスコーピオニッシマのボディカラーには、写真のヒプノティックパープルが設定される。

インテリアでは、Dラインのハンドルの上部と下部にはアルカンターラ素材を、サイド部はレザー素材を採用している。また、頂点にはイエローのセンターマーカーを付けていることが見て取れ、スポーツモデルであることを主張している。

さらにシートはサイドの張り出しを強めたものとしており、ハードなドライビングでも身体をしっかりとホールドする形状であることがうかがえる。

アバルト 新型600e。パーツのひとつひとつはフィアットのキュート感を漂わせながら、エアロモディファイによって「只者ではない」感をみごとに表現している。

ちなみにアバルト600eのスコーピオニッシマは、発売記念モデルのいわゆる「ローンチエディション」で、1949台の限定車となる。

アバルト600eの正式発表は、2024年夏ごろになりそうだ。

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