【MLB】「もっと投げたかった」松井裕樹、わずか4球で退け3試合連続無失点 13日からのドジャース戦で再び“大谷翔平斬り”なるか

パドレス松井裕樹投手が10日(日本時間11日)、ペトコ・パークで行われたカブス戦に2番手として登板。打者3人をわずか4球で退け、1イニングを無失点に抑えた。3試合連続無失点で、防御率は1.23となった。

「2番右翼」でスタメン出場したカブスの鈴木誠也は4打数無安打に終わった。試合は10-2でパドレスが勝利。カブスとの3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

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■「あっという間に終わってしまった」と苦笑い

7-2で迎えた7回に2番手で登板した松井。先頭ダンスビー・スワンソン内野手に2球目を左前安打されたが、続くギャレット・クーパー内野手を中飛、ミゲル・アマヤ捕手を遊ゴロ併殺打と、いずれも初球で仕留めた。結局わずか4球でこの回を終わらせ、8回からワンディ・ペラルタ投手にマウンドを譲った。

試合後、「NHK BS」のインタビューに招かれた松井は「あっという間に終わってしまった。もっと投げたかったという気持ちもある。まあ、アウト3つ取れたので良かった」と苦笑い。その上で「まだまだ状態を上げていかないといけない。自分の持ち味である空振りが取れていない。そこを求めてやっていきたい」と意欲を見せた。

■「日本にいるみたいに過ごすことができている」

また、防御率1.23と好調をキープしている点について問われると「自分では好調だとは思っていないが、裏方さん含めて過ごしやすいように支えてくれている。日本語を話せる裏方さんもたくさんいるので、日本にいるみたいに過ごせている。それが大きいと思う」と明かし、スタッフ陣に感謝した。

今季15試合を消化した時点で早くも8試合目の登板となり、首脳陣からの信頼も厚い。「連投はないので、大事に使ってもらっていると思う。ただ、たくさん投げるのが仕事なので、名前を呼んでもらえることを意気に感じて、明後日からまた頑張っていきたいと思う」と話し、開幕カード以来となるドジャース戦へ向けて意欲を見せた。

韓国での開幕2戦目では大谷翔平投手とのメジャー初対決が実現し、右飛に打ち取った松井。貴重な左腕として、12日(同13日)からの3連戦でも再び大谷封じを託される可能性は高い。日本ファン必見のカードでどんな投球を見せるのか、注目だ。

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