JR小山駅でこども園の園児と一緒に「踏切事故防止」を呼びかけ

とちぎテレビ

「春の交通安全県民総ぐるみ運動」に合わせてJR小山駅では11日、駅の利用者に踏切事故の防止を呼びかけるキャンペーンが行われました。

JR東日本大宮支社は、春と秋の全国交通安全運動に合わせ、踏切事故の防止キャンペーンを毎年行っています。

JR小山駅で行われたキャンペーンには、JR東日本の職員や小山警察署の署員のほか、茨城県筑西市のこども園の園児など、合わせておよそ60人が参加しました。

4月6日に、群馬県高崎市の遮断機や警報機がない「第4種踏切」で、小学4年生の女の子が列車にはねられて死亡する痛ましい事故があったことから、踏切での事故防止を強く訴えました。

続いて、園児たちが踏み切りを渡る模擬体験を行いました。園児たちは、踏切の渡り方や踏切内の異常を知らせる非常ボタンについて、職員から説明を受け非常ボタンを押す体験をしました。

その後、職員と園児が踏切を渡るときのルールなどが書かれている、啓発グッズを駅の利用者に配布しました。

JR東日本によりますと「第4種踏切」は、県内に日光線、烏山線、両毛線に合わせて10カ所あり、また、県によりますと県内では、ほかにも真岡鐵道、わたらせ渓谷鐵道に合わせて5カ所あるということです。

一方、JR東日本全体で2022年度に踏切事故は35件発生しています。また、小山警察署管内では去年(2023年)、1件の踏切事故があったということです。

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