盛岡市の高齢者施設と教育保育施設の2か所でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生 入院・重症なし 計32人に嘔吐などの症状

盛岡市保健所は11日、管内の高齢者施設と教育・保育施設の2つの施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表しました。利用者と園児、職員の計32人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は3件(前年同時期3件)で、いずれも盛岡市保健所管内です。

盛岡市保健所によりますと、利用者と職員合わせて約100人が在籍する高齢者施設で3月31日から4月3日にかけて、利用者6人と職4員人の計10人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。このうち症状のある2人はノロウイルスによる感染性胃腸炎だと診断されたということです。
園児と職員合わせて約150人が在籍する教育・保育施設で3月22日から4月4日にかけて、園児21人と職員1人の計22人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。このうち症状のある1人はノロウイルスによる感染性胃腸炎だと診断されたということです。
どちらの施設も入院や重症の人がいるとの報告はなく、症状のある人は回復または回復傾向にあるということです。

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