「昭和かよ」「変なルール多すぎ」 中学校の“細かすぎる”髪型指定が話題、時代遅れの声も

イラストとともに男女の髪型が細かく規定されたプリント用紙【写真:ノアの鳩胸.eth(@noa_no_hatomune)さん提供】

「無駄にくくりすぎ」「むやみに編み込んでいる」など、イラストとともに髪型を細かく規定

近年、学校現場で一方的に理不尽な規則を押し付ける「ブラック校則」が問題化している。度々議論の的となるのが、髪型の指定をめぐる校則だ。SNS上では、ある中学校の髪型指定が「時代遅れでは」と話題を呼んでいる。同校に娘を通わせる投稿者のノアの鳩胸.eth(@noa_no_hatomune)さんに話を聞いた。

「娘の学校の髪型の指定」

今月9日に投稿された写真には、イラストとともに男女の髪型が細かく規定されたプリント用紙が収められている。「ショートスタイル」「ボブ&ロングスタイル」に分けられた指定には、「望ましい髪型」として「眉にかからない」「刈り込みすぎない」「清潔感がある」などと定められており、反対に「良くない例」には「長さが極端に違う」「くくっているのに、おろす必要はない」「無駄にくくりすぎ」「くくる高さが高い」「むやみに編み込んでいる」など細かく規定されたイラストが添えられている。よく話題に上がる男子のツーブロックは条件付きで認められている一方、ポニーテールやツインテール、おだんごなどの女子の髪型は、耳より高い位置でくくったものには×マークがつけられている。

投稿は6000件を超えるリポスト、4万件の“いいね!”が寄せられており、「無駄に細かいですね。人に迷惑かける以外なら、自己表現の自由の範囲だと思います」「30年変わってなさそう」「どうでも良いことにこだわりすぎてないかい? 編み込みでもみつ編みでもポニーテールでもいいじゃん! 勉強しに行ってるんだから勉強できれば」「髪型で何が変わるんかね。なら、教師も髪型の規制と髪色変えるのやめないとね」「学校って変なルール多すぎですよね…」と疑問の声が相次いでいる。

「大阪の中学校です。『昭和かよ!』や『いつの時代だよ!』といったリプが多かったのですが、そうしたさまざまな意見が面白いなと感じました」と投稿者。「個人的には、中学生の髪型についての厳格な指定は、今日の多様性を尊重する社会において、やはり古い考え方だと感じます」と話している。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム

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