「家庭連絡票」1人分を一時紛失 別の児童の保護者から連絡「紛れ込んでいた」 兵庫・猪名川町立小学校

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 兵庫県猪名川町教育委員会は11日、町立小学校で児童の住所や家族構成、連絡先電話番号などを記した「家庭連絡票」1人分を一時紛失した、と発表した。別の児童の保護者から学校に「紛れ込んでいた」と連絡があり、返却されたという。

 町教委によると、今月4日、学校の職員2人が新学期に備えて家庭連絡票を他の書類と一緒に封筒に入れる作業を行った際、1人の家庭連絡票がないことに気付いた。職員は、保護者に連絡するために担任が抜いたと思い込み、付箋を貼るだけで担任には連絡しなかった。

 一方、担任は8日の始業式終了後、児童に封筒を配る時に初めて付箋に気付いたが、提出期限が近い書類もあったため、そのまま配布。心当たりの場所を探したがなかったため、保護者に一斉メールで封筒の中身を確認するよう依頼したところ、10日になって別の児童の保護者から連絡があったという。

 町教委は保護者らに謝罪するとともに、12日に臨時校園長会を開いて、誤配布に至った経緯を説明。再発防止に向け、個人情報の適切な管理や取り扱いを徹底するとしている。(広畑千春)

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