【速報】京葉線アンケートに8100件 千葉市実施、11日時点で 市長「異例の多さ」 解析し、JRとの協議活用へ

JR京葉線の快速電車

 JR東日本のダイヤ改正に伴う京葉線の快速縮小問題を巡り、千葉市の神谷俊一市長は11日の定例記者会見で、京葉線利用者を対象に行っているウェブアンケートについて、同日までに8100件の回答が寄せられていることを明らかにした。神谷市長は「自治体が行うアンケートとしては異例の多さ」と説明。快速縮小が利用者に与えた影響の大きさを物語る状況となっている。

 アンケートは3月16日のダイヤ改正後、影響を確認してから回答してもらうため、同月23日に開始した。神谷市長は各回答の具体的な内容への言及はしなかったが「実際に使っている人の不便な状況について寄せられているのだと思う。今まで声を届ける場が事実上なかったこともあり、多くの人にアンケートの趣旨に賛同してもらっている」と異例の回答数の理由を推測。「ダイヤ再検討の内容を早く示して、利用者の不安を解消してほしい」と改めてJR東に注文をつけた。

 アンケートの締め切りは4月30日午後11時59分。京葉線利用者であれば、市外・県外在住者らも回答できる。市交通政策課によると、回答の内容はちばぎん総合研究所(同市美浜区)が解析中で、結果は市がJR側と協議する際の資料にする。

京葉線ダイヤ改正の影響に関するアンケートのチラシ

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