岡山ブルーライン(岡山市東区君津―備前市蕃山)で2件の死亡事故が相次いだことを受け、岡山東、備前、瀬戸内の3署などは11日、緊急対策隊を立ち上げ、瀬戸内市邑久町尻海の道の駅・一本松展望園で安全運転を呼びかける啓発活動を行った。
道の駅で対策隊の出発式があり、3署と岡山県警交通機動隊、機動警ら隊から計約50人が参加。高本恵介・岡山東署長が「ブルーラインの交通事故ゼロに向け協力を」と訓示し、白バイやパトカー計22台が取り締まりやパトロールに出発した。
道の駅では啓発活動があり、ドライバーらに安全運転を訴えるチラシやポケットティッシュ約200セットを配った。
対策隊は当面の間、ブルーラインでの取り締まりとパトロールを強化する。同署の水野泰明交通課長は「運転に集中し控えめな速度を心がけてほしい」と話していた。
ブルーラインでは、2月29日に瀬戸内市邑久町虫明で軽乗用車が大型トラックと衝突し2人が死亡、今月9日には岡山市東区西大寺浜で軽乗用車とワゴン車計3台が絡む事故があり、1歳の女児が亡くなった。