三菱発!航空エンジン工場を増設 「メイドイン長崎」の技術が世界へ

「メイドイン長崎」の技術が世界中を飛び回る航空機を支えます。

三菱重工航空エンジンの2カ所目の工場が長崎市に完成し、お披露目されました。

11日午後、長崎市飽の浦町でお披露目されたのは三菱重工航空エンジンの第2工場です。

完成を記念したセレモニーには大石知事やエンジンメーカーの代表など国の内外から約40人が出席しました。

工場では航空機エンジンの「心臓部」とも言われる燃焼器とそれを保護する「ケース」を製造します。

部品の組み立てや移動を自動で行う機械を導入し、これまで海外の工場で行っていた製造工程を自社で行います。

人件費や輸送費などの製造コストを減らしながら、今後20年間で2万台から3万台以上と見込まれている燃焼器の需要に応えたい考えです。

三菱重工航空エンジン 牛田正紀 取締役社長
「(長崎の工場で)全部完結することができると。一部工程を地場の皆さんにお願いすることもできるので、色々な意味でオプションが広がっていく。ものづくりの世界では世界のトップをいかないといけない。我々は世界の工場でしっかり実現していこうと思っている」

今後、段階的に製造を始めて2年後、2026年の本格稼働を予定しています。

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