川中美幸が新曲「人生日和」の発表会で石原裕次郎さんとの思い出を語る

演歌歌手・川中美幸が11日、東京・渋谷区のお好み焼き店「かわなか」で新曲「人生日和」の発売記念イベントを行った。

新曲は人生晴れたり曇ったりと、押しつけがましくない人生の応援歌で、川中は「ファンの方に“待ってました!”と言ってもらえる感じの曲。ここをふんばって頑張りましょうと、理屈なしに元気の出る歌になっていて、手ごたえも感じています」という。

この楽曲は所属レコード会社のテイチクエンタテインメントの創立90周年の第一弾記念シングルでもあり、デビュー47年目となる川中は「こんなに長く現役で、やらせていただけるとは。これも人との出会い、作品との出会いのおかげです」としみじみ。

テイチクには三波春夫さんや石原裕次郎さんといった昭和の大スターも所属。「三波春夫さんからは“歌は大衆の中から生まれるんだよ”と教えてもらいました。石原裕次郎さんにはパーティーで手をぎゅっと握ってもらい“おめでとう、よかったね”と言われたことが忘れられません」と振り返った。

裕次郎さんとの思い出は川中が1980年にリリースした「ふたり酒」がヒットし、翌年に行われたヒットパーティーでのことだという。「当時は『太陽にほえろ』ですよ。格好良かったですよ。“ボス!”って言いそうになりましたね」と笑みを見せた。

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