速度は50Gbps、2026年から配備–米アストラニス、小型ブロードバンド衛星「オメガ」を発表

小型衛星を製造している米Astranis Space Technologiesは米国時間4月10日、従来の5倍の通信容量を提供できるというブロードバンド衛星「Omega」を2026年から配備する計画を発表した。

従来のブロードバンド衛星は、スクールバスほどの大きさがあり、重量も数千キログラムに達する。例えばViasatの次世代コンステレーション用の通信衛星は約6000kgで、1000Gbpsのスループットを提供する。

Astranisの共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Gedmark氏は、「Omegaは50Gbps以上のスループットを提供するように設計されている」と述べている。静止軌道を周回するOmegaのサイズは約600kgで、従来の400kgサイズの衛星よりもわずかに大きい。

Omegaは国単位などより狭い地域で対象を絞ったブロードバンドサービスを提供できるように設計されている。Astranisは衛星を製造し、約8年の設計耐用年数にわたり、通信事業者にデータ容量を販売する。

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Astranisプレスリリース

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