春のミナト神戸に、クルーズ客船が続々と寄港している。11日には米国の船会社が運航する豪華船「セレブリティ・ミレニアム」(約9万トン)が姿を見せ、市民らが歓迎した。
神戸港は毎年春、「客船ラッシュ」で華やぐ。神戸市によると、今年4月は「クイーン・エリザベス」(約9万トン)「MSCベリッシマ」(約17万トン)など18客船が入港予定という。
「セレブリティ-」は横浜港を発着する日本一周クルーズの途中、神戸ポートターミナル(神戸市中央区)に着岸した。市消防音楽隊の演奏や旗を振る市民らが「ようこそ神戸へ」と出迎え、ベランダから姿を見せた乗客たちも音楽に合わせて体を揺らしていた。
船を見に来た同市中央区の門脇佐智子さん(65)は「桜の季節で天気も良く、歓迎の気持ちが伝わったと思う。神戸の街を歩いてグルメや景観を満喫してほしい」と話していた。(竜門和諒)