依田英将アナウンサー)
「ジュージューおいしそうですね?お好み焼き。このお好み焼きに使われているキャベツの価格がいま、高騰しています」
お好み焼きの老舗として道内に12店舗を構える『風月』。1店舗あたり1日に20キロから30キロもキャベツを使います。そのキャベツですが、仕入れ値が去年の同じ時期に比べておよそ10%、上がっているといいます。
風月 吉田和輝さん)
「1か月あたり1店舗約2万円値上がりしています。キャベツはなくてはならない存在なので、上がってしまうと非常に心苦しいというか辛い」
風月では食材の高騰などをうけ、今月から全ての商品をおよそ6%値上げしました。
風月 吉田和輝さん)
「上げざるを得なかった。仕入れ値以外にも(人手不足による)求人掲載費用や派遣スタッフの費用など上がっているものがたくさんあるので、これだけでまかなえるか正直不安です」
キャベツだけではありません。
いま、食卓に欠かせない野菜の価格が高騰しています。札幌市内のスーパーを見てみると。
依田英将アナウンサー)
「いやいま野菜が高いですね。地物のレタス1玉で322円です。そしてキャベツも高いんですね、愛知県産1玉キこちらも300円を超えています。この2つだけでお会計640円以上です」
こちらのスーパーでは大根が1本322円、レタスやキャベツも1玉322円で売られていました。例年よりも100円ほど高くなっているといいます。
依田英将アナウンサー)
「白菜は2分の1カットで279円です。1玉だと単純計算500円超えになってしまいますので、こちらのお店ではカットされた状態で販売されています」
ARSPA美香保店 瓜谷健一さん)
「(少し前は)4玉1ケース約1万円してました」
依田英将アナウンサー)
「単純に割ると1玉あたり2500円。高級野菜ですね」
農水省の調査によりますと、白菜の価格は平年の2倍にまで高騰。
一体、なぜいまこんなにも野菜が高いのでしょうか?
ARSPA美香保店瓜谷健一さん)
「本州の方の高温で生産が前倒しになりまして、本来3月ぐらいに採れるものが2月に前倒しで生産・収穫してるので、その部分で品薄になっていますね」
買い物客)
「とにかく野菜は高いですから極力買わないです」。
買い物客)
「大分前安いときは(キャベツ)1玉150円で買えた時があったから、それから比べると倍ですもんね」
依田英将アナウンサー)
「節約術というか、どうしてますかおうちで?」
買い物客)
「できるだけ安い野菜を見て買うようにしています。キャベツがほしくても水菜にしようかなとか」
こうしたなか、いま、お買い得の野菜もありました!
依田英将アナウンサー)
「タマネギはいま3玉で105円なんですね」。
ARSPA美香保店 瓜谷健一さん)
「そうですね。タマネギはお安くなっております」
依田英将アナウンサー)
「タマネギがお買い得な理由は?」
ARSPA美香保店瓜谷健一さん)
「去年が相場が高い状態だったんですが、今年は安定して安い状態になっております」
依田英将アナウンサー)
「じゃあタマネギをいっぱい使ってかさましというのもいいかもしれませんね」
とはいえ、白菜やキャベツといった使い勝手のいい野菜も高いままでは困ったもの。今の価格、いつまで続くのでしょうか?
ARSPA美香保店 瓜谷健一さん)
「いまがピークで来週ぐらいからゆるやかに相場が下がってきますね」
みなさん、もう少しの辛抱ですね。
<スタジオ>
最近、高いのが、こういった野菜です。
例年に比べると…。
・白菜 237%
・レタス 158%
・キャベツ136%
・にんじん129%
・きゅうり126%
・トマト 122%と、なっています。
農水省によりますと、これらの野菜の価格は4月後半には平年並みに落ち着く見込みだということです。