若貴、曙さんとの別れ悼む 元貴乃花、若き日の稽古に思い

1993年大相撲名古屋場所千秋楽で、優勝決定戦となる巴戦に向かう(左から)横綱曙、大関貴ノ花(当時)、関脇若ノ花(当時)=愛知県体育館

 大相撲の元横綱曙の曙太郎さんが亡くなったことを受け、1988年春場所初土俵の同期生で競い合い、ともに最高位に上り詰めた貴乃花、3代目若乃花の「若貴兄弟」が早すぎる別れを悼んだ。

 元貴乃花の花田光司さんは所属事務所を通じてコメントを発表し「数々の闘いの思い出がありますが、相撲教習所に半年間通った頃の稽古の思い出が出てきます」と回想。汗と土にまみれた若き日に「私たちはたけだけしく取組に励みました」と思いをはせた。

 元3代目若乃花の花田虎上さんは自身のブログに「ライバルであり友であり、苦楽を共にした仲間が旅立ちました。突然のことに送り出す言葉が全く見つかりません」とつづった。

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