浄水場トラブルで青森・七戸町の一部地域での断水 11日午後に解消 小学校にも通水「12日から元気に登校」

浄水場のトラブルにより、一部地域で断水が続いていた青森県七戸町。11日午後4時半ごろにすべての地域で解消されました。

【坂本佳子アナウンサー】
「断水の影響できょうも臨時休校となっている七戸小学校。月曜日に入学式を迎えたばかりの新1年生にとっては、小学校生活早々の休校となってしまいました」

その小学校の敷地内には、11日も給水所が設けられ、近くに住む人たちが給水に訪れていました。

七戸町では9日、川から水をくみ上げる導水管でトラブルが発生し、およそ1200世帯で断水が続いていました。

町は11日朝、防災無線などで、午後の復旧に向け通水作業を進めていることを知らせていました。

【断水地域の住民】
「前の日(9日)から町内で放送かかっていたんですよ。ただはっきりと断水するというふうな断定したような放送ではなかったんですよ。節水にご協力してくださいみたいな感じだったので、ちょっと甘く見ていました」

断水した地域にあるこちらのお宅では、給水所で受け取った水をバケツや漬物用のたるなどに移し替えて使用。

トイレの使い方も工夫していたようです。

【地域住民】
「今回は、小レバーの方で少しずつ」
「ティッシュも、使用済みのものを分けて流さないようにして、袋に入れて、それはごみに捨てるような感じで」

午後1時半すぎ。防災無線で大沢地区以外の断水解消が知らされると…。

【七戸小学校通水】
「(蛇口ひねって)出ました!」

断水が続いていた七戸小学校にも水が通りました。

【七戸小学校 沼尾千恵美教頭】
「あしたからは本当に元気な顔をして登校してもらって、楽しい毎日、学校生活を送ってもらいたいなと思っています」

その後、午後4時半には大沢地区でも断水が解消されました。

七戸町教育委員会によりますと、臨時休校中だった七戸小学校と七戸中学校は、12日から通常通り再開されるということです。

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