「弘前さくらまつり」は、いよいよ12日に開幕します。会場の弘前公園では、関係者が最後の準備に追われていました。
最高気温が19.6℃まで上昇した弘前市。
ソメイヨシノの3~4日前に咲くといわれている「弘前枝垂れ」が11日に開花しました。過去最も早かった2023年に比べると6日遅いものの、例年に比べると早くなっています。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「あすからまつりが開会となりますけれども、前半はソメイヨシノを楽しんでいただきたいと思います」
「そのあとは、次々と咲いてくる弘前七桜のほうを、色とりどりの八重桜を楽しんでいただければと思っています」
弘前枝垂れは、週末には5分咲きとなり、いち早く花見を楽しめるスポットになりそうです。
そんな中、出店では消防職員による防火指導が行われました。店舗を一軒一軒見て回り、消火器の使用期限が過ぎていないか、ガスボンベがしっかり固定されているかを点検し、不具合がある場合は、適切な状態に直すよう指導していました。
【弘前消防本部 長内優二消防司令長】
「携行缶から例えば発電機に給油する場合でも、エンジンを止めて、それから火器のところホットプレートとか重ね過ぎて爆発した事例もありますので、そこのところもしっかり確認してもらいたいと思います」
まつりに出店するのは、合わせて131店舗。開幕を12日に控え、それぞれの店では準備に余念がありません。
このうち、三忠食堂では、おでんを煮込んだりラーメンのスープを仕込んだりと、多くの観光客が来ることを期待しながら、作業を進めていました。
【三忠食堂 店主 黒沼三千男さん】
「あしたからやれるように準備万端です」
「お酒もビールも全部オッケーになったので期待しています」
「もうワクワクに浸っています」
12日は、追手門前で弘前さくらまつりの開幕セレモニーが行われます。
いよいよ12日に開幕する「弘前さくらまつり」。2024年は、弘前公園の桜守がオススメする桜のある7つの風景を「弘前桜七景」と名付け、PRしています。
その7つがこちらです。
①弘前公園最長寿のソメイヨシノ
②桜のハート
③春陽橋
④関山(かんざん)のトンネル
⑤弘前城天守と八重紅枝垂
⑥花筏(はないかだ)
⑦桜のトンネル
となっています。
7つすべて周ってみるのも楽しそうですね。詳しくは、「弘前桜七景」で検索してみてください。