バルサ戦不発のエムバペに酷評の嵐「完全に透明な存在」「チームメートへの逆ギレ目立った」

バルセロナ戦で不発に終わったエムバペ(ロイター)

パリ・サンジェルマン(フランス)のフランス代表FWキリアン・エムバペ(25)が、10日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦バルセロナ(スペイン)戦のパフォーマンスを酷評された。

エムバペはホームで2―3と痛い敗戦を喫した一戦で決定機をつくれず、無得点に終わった。スペイン紙「ムンド・デポルティボ」は「2021年のCL決勝トーナメント1回戦では、第1戦で3得点、第2戦で1得点を挙げたバルサの〝死刑執行人〟は、全く注目されなかった。フル出場だったが、2本のシュートは、いずれもブロックされた。3つのファウルを犯したが、1つも受けなかったのは、彼に対するバルサの守備を非常に良く反映している」と指摘した。

またスペイン紙「スポルト」は「エムバペは2本しかシュートを打たなかった。前に出る能力よりも、レフェリーへの抗議やチームメイトへの逆ギレが目立った。彼は試合で13個のボールを失った」と冷ややか。同国紙「マルカ」は「エムバペがPSGでCLに優勝する可能性は消えつつある」と伝えている。

フランスメディア「フットメルカート」は「PSGのストライカーは完全に透明な存在だった」と低評価を与えた。さらに、レアル・マドリード(スペイン)のフランス代表MFオレリアン・チュアメニが、Rマドリード入りする可能性のあるエムバペについて「スペイン国民は、エムバペを日常的に見ることでショックを受けるだろう」と語ったことを引き合いに「いまのところ、それは事実ではない」と皮肉った。

第2戦はバルセロナの本拠地で、26日に行われる。エムバペは、汚名返上となる活躍でチームを逆転4強入りへと導けるか。

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