安芸漁業協同組合の副組合長の男性を業務上横領の疑いで捜査 直近7年で約210万円を着服か【高知】

高知県の安芸漁業協同組合の副組合長の男性が安芸市から委託を受けた事業の利益を私的に使っていた疑いがあることが分かりました。着服した額は直近7年で約210万円とみられています。

安芸漁協の金を私的に使っていた疑いがあるのが分かったのが安芸漁協で副組合長を務める54歳の男性です。

安芸漁協によりますと、男性は漁協が安芸市から委託を受けていた魚礁の製作・設置の委託費用の一部で、毎年市から受け取っていた1年に100万円前後の委託費のうち、実際に使用された金額との差し引き分を私的に使っていたということです。

男性は、この事業を担当する漁協の部会「一本釣り組合」で、2013年から会長を務めていて、業務上横領の時効とならない直近7年分で約210万円を着服した疑いがあるということです。

男性は3月末に開かれた漁協の会合で、自分1人でとったと話し着服を認めていています。漁協は4月14日に予定される臨時総会で男性の処分を決める予定です。

男性は取材に対し「やったことは間違いない。申し訳なく思っている。210万円は生活費などに使った」と話しています。警察は漁協からの相談を受け男性から任意で話を聞くなどして業務上横領の疑いで捜査を進めています。

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