錦織圭、2014&15年に連覇したバルセロナOP欠場「素晴らしい思い出があるだけに残念」

錦織圭、ヒューストンに続いてバルセロナも欠場

4月11日、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ/世界ランク355位)は自身のSNSを更新。15日に開幕する「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)を欠場することを発表した。

昨年6月に股関節手術などの怪我から約1年8ヵ月ぶりにコートに戻ってきた34歳の錦織は、チャレンジャー大会での優勝やツアー8強入りを果たしたものの、左膝を負傷し再び離脱。3月の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)で8ヵ月ぶりに復帰していた。

試合は初戦でセバスチャン・オフナー(オーストリア/同44位)にストレートで敗戦。随所に錦織らしいプレーを披露したものの、実戦での緊張感やショットの精度が足りないと言及。「ベストではないがいいプレーはできた。自分のテニスを取り戻したいし、すぐには無理かもしれないけど戦い続ける」と述べていた。

しかし、その後は「全米クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/ATP250)を欠場し、今回は「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500/4月15~21日)をスキップ。

「残念ながら予定どおりバルセロナでプレーすることができない。バルセロナ・オープンでプレーすることが本当に好きで、素晴らしい思い出があるだけに残念だ。ツアーに復帰できるようにチームと一緒に頑張り続ける」と綴り、欠場を明らかにした。

同大会は、錦織のツアー通算12度のタイトルで唯一のクレーコートでのタイトルとなっており、2014年と2015年に連覇している。

現状ではワイルドカード(主催者推薦)を獲得している24日開幕の「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)と、同大会の2週目から開催するチャレンジャー大会「エクスプロヴァンス・クレディ・アグリコル・オープン」(フランス・エクサンプロヴァンス/チャレンジャー175/4月30日~5月5日)が予定されている。

© 株式会社キャピタルスポーツ