「根性」「優しさ」「笑顔」 八角理事長ら、曙さんに思い

1993年1月、大相撲初場所千秋楽で貴花田(当時、右)を押し出しで破り、優勝を決めた曙=両国国技館

 大相撲の元横綱曙の曙太郎さんが死去したことに、03年11月まで在籍した日本相撲協会の関係者らから悼む声が上がった。同じ高砂一門だった八角理事長(元横綱北勝海)は、若き日の曙さんに稽古をつけた。「何度も転びながら、もう一丁、もう一丁と挑んできた。とても根性があった」と懐かしんだ。

 初土俵が同じ1988年春場所の浅香山親方(元大関魁皇)は「人に対しての優しさがあり、笑顔が印象的だった」としのんだ。弟弟子だった東関親方(元小結高見盛)は「豪快で身も心も大きい横綱だった」と述懐した。

 元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさんは、自身のXに「言葉になりません」などと投稿した。

© 一般社団法人共同通信社