立ち仕事の人なら一度は通るであろう『立ち仕事あるある』エピソードです。知人から聞いた話なのですが、ある日神妙な顔をした新人さんから相談を持ちかけられたのですが、その内容が……？
立ち仕事って足疲れるよね
私はアクセサリーショップの販売職をしています。
ヒールで一日中立ちっぱなしなので、足の痛みはつきものです。夕方になると足がむくんでパンパンになり、パンプスがきつくなることもしばしばでした。
『立ち仕事あるある』ではあるものの、慣れるまでは大変です。
春に入社してきた新入社員さんにも、「痛みが辛かったら言ってね」と伝えていました。
新入社員さんからの悩み相談
私と先輩、新入社員さんの3人で昼休憩に入っていたある日のこと。
「先輩、ちょっと相談があるんです」と言う新入社員さん。
とても真剣な表情で、少し足を気にしている様子。
「やっぱり足が痛くて辛いのかな？」と考えていました。
新入社員さんの真剣な悩みが判明
新入社員「あの私、……
足がめちゃくちゃクサいんです。」
私・先輩「え？ 足がクサい？」
想定外な話にびっくりしました。
新入社員さん「そうなんです。仕事が終わってパンプスを脱ぐと、信じられないくらいクサくて」
ストッキングを日常的にはく方はご存じだと思いますが、ストッキングとパンプスの組み合わせは、時間が経つと強烈なニオイを発生させることがあります。
私たちには当たり前のことでしたが、新入社員さんはとても悩んでいました。
真剣なのはわかっているのですが、足がクサいことに悩んでいる様子がかわいらしくて、思わずほっこりしてしまいました。
足の痛みを心配していたのですが、全然関係ありませんでした。
これからは先に言ってあげよう
先輩と私の2人で
「これは避けられないことで、私たち全員クサいんだ」
「どれだけキレイな人でもクサくなる」ということを伝えました。
そして私たちが使っているおすすめグッズを紹介しました。新入社員さんも安心したようで笑顔になりました。
ニオイでこんなに悩むとは思いませんでした。
でも確かに、私も最初の頃はびっくりしたなと思い出し、これからは足の痛みだけでなくニオイも伝えてあげようと思いました。
まとめ
「ニオイくらい」と思うかもしれませんが、今まで自分から発したことのない異臭がしたら悩んでしまうのも無理はありません。
もちろん人によって個人差はありますし、気にならない方もいると思います。慣れると当たり前になってしまいがちですが、悩みを減らしてあげるために、「これからは伝えてあげよう」という先輩のやさしさがステキだなと思いました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：橘るい
