京都三大祭のトップ飾る 葵祭のヒロイン斎王代に松浦璋子さん

京都三大祭のトップを飾る葵祭のヒロインで、ことしの斎王代が11日、発表されました。
第66代の斎王代に選ばれたのは、京都市中京区の会社員・松浦璋子さん(22)です。旅行が趣味という松浦さんは、龍谷大学付属平安中学・高校を経て追手門学院大学で心理学を学び、この春大学を卒業して、今月、大手旅行会社のJTBに入社しました。成人式の時に作ったという山吹色の着物で発表会見に臨んだ松浦さんは、斎王代に決まった心境を次のように語りました。

【声】第66代斎王代に決まった松浦璋子さん
「責任の重さや自分に本当に務まるのかという不安の気持ちが大きかったですが、今は、
祭当日に向けて1つ1つ頑張っていこうという前向きな気持でいます」

松浦さんは、壬生寺の松浦俊昭貫主の長女です。

大学時代オランダに語学留学の経験がある松浦さんは、次のように抱負を語りました。

【声】第66代斎王代に決まった松浦璋子さん
「葵祭で斎王代として参加することも、日本や京都の良さを海外に伝えることに貢献できる
のではないかなと思っています」

京都三大祭のトップを飾る葵祭は来月15日に行われ、祭王代列が都大路で雅な平安絵巻をくり広げます。

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