輸入品の値上がり懸念 海外からの観光客にはメリットも 加速する円安 広島でも幅広い企業に影響

円相場がおよそ34年ぶりの円安水準となり、広島でも輸入品の値上がりなどが心配される中、海外からの観光客にとってはメリットも大きいようです。

オーストラリアからの観光客
「2019年にここにいた時は、日本円はもっと高かったから、ぼくらにとってよくなかったけれど、今回はいいね」

Q. では何か予定外の衝動買をした?
「めちゃ飲むよ。ビールをたくさん」

ノルウェーからの観光客
「日本で思わずシューズを買いました。そう、これです」

カナダからの観光客
「安いからスカーフやバッグを買ったわ。たくさん買っちゃったの。でもまだまだ買いたいのよ」

広島の旅を漫喫する外国人観光客。一方で、円相場は1990年から34年ぶりの円安水準となる1ドル=153円台となり、急速に円安が進んでいます。

円安は、海外から材料などを輸入する幅広い企業に影響します。帝国データバンク広島支店によりますと、県内でもアパレル業をはじめ、食料品や木材の卸、家具の小売りや輸入車販売など、あらゆる業種に影響を与えています。

街の人たち
Q. 加速する円安について
「ワイン、チーズ…価格は上がっているのだろうが、どうしようもない」
「物価は高くなった。海外旅行はできない」
「国全体の経済に影響がある。若い人は大変だろうなと思います」

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