東京電力は柏崎刈羽原発7号機の「燃料装荷」について、住民代表との意見交換の場で改めて説明しました。
東電は15日にも、7号機の原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」を始める予定です。
10日夜に開催された「地域の会」では、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が燃料装荷の理由を説明しました。
■柏崎刈羽原発 稲垣所長
「燃料を入れた状態でないと確認できないという機能、いわゆる制御棒を緊急で入れる機能、さまざま原子力圧力容器の耐圧、格納容器のリークチェックといったものが必要です。」
東電は緊急時に備えて宿直体制を10日付で8人から51人に増やしたことも報告しました。出席した委員からは理解を示す意見が出た一方、丁寧な説明を望む声もあがりました。
■出席者
「再稼働するときには、やっぱり地元の方にはきちんとした説明をしてくれないと、非常にみんなが疑いを持っている。」
「丁寧な説明をお願いします。」
原子力規制庁の担当者は・・・
■原子力規制庁担当者
「装荷自体は燃料プールから炉の中に燃料を移動するだけなので、臨界などを伴うものではない。臨界のような極端にリスクが上がるような活動ではない。」
規制庁は検査官が東電の申請を確認していると説明しました。