埼玉さらに交通取り締まり強化へ…5日間で5人死亡 “事故多発警報”を発令、18日まで集中的に取り締まり 歩行者は事故回避へハンドサインが効果的 自転車事故が突出、全国で4番目の多さ

県内の交通死亡事故、5日間で5件

 埼玉県内で5日までの5日間に5件の交通死亡事故が発生したとして、県防犯・交通安全課は9日、交通死亡事故多発警報を発令した。期間は18日までで、県警や市町村、関連団体と連携し、集中的な交通事故防止対策を実施する。同警報は3月21~30日にも発令された。

 県はホームページ、交流サイト(SNS)で自転車乗用時のヘルメット着用や横断歩道での歩行者優先の徹底、歩行者によるハンドサインの使用などを呼びかけている。4月6~15日の春の全国交通安全運動でも注意喚起しているという。

 3月30日~4月5日の死者5人の内訳は歩行者が2人、普通車、自転車、軽二輪がそれぞれ1人。同課によると、県内では2023年に自転車の死亡者が全国で4番目に多い23人に上り、自転車事故が目立っている。

 同課の担当者は「事故防止のためには、県民一人一人の協力が必要」と県民に注意を呼びかけた。

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