「ガザの状況は危険」高知県南国市出身の男性 ガザからの家族の避難求めて活動

南国市生まれで中東の大学に通うモハメド・アルダフディーさんがパレスチナ自治区に住む家族の避難を求めて高知県南国市長と面会しました。

南国市の平山耕三市長を訪問したのはモハメド・アルダフディーさん(22)です。モハメドさんは、父のジアードさんが当時の高知医科大学に留学中の2002年、南国市で生まれました。その際日本国籍を取得していて、現在は中東にあるアラブ首長国連邦の大学で経済学を学んでいます。

モハメドさんの家族はパレスチナ自治区、ガザの南部=ラファで暮らしていますが現地ではイスラエルとイスラム組織「ハマス」との戦闘が続いています。モハメドさんは家族の、安全な場所への避難を望んでいて、平山市長に故郷の南国市に避難させたいことを伝えました。

モハメド・アルダフディーさん(22)
「ガザの状況は危険です。今、家族は大丈夫ですが、早く高知に来れたらよいです」

モハメドさんは支援団体の協力を得ながら外務省と相談をしていて、4月20日頃まで高知に滞在し、家族の避難に向けた活動を行うということです。

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