名大病院で検査男性の肺がん発見遅れ死亡 医師が診断レポートを熟読せず

名古屋大学付属病院で、医師が画像診断レポートを熟読しなかったためがんの発見が遅れ、患者が死亡していたことがわかりました。

病院によりますと、2016年3月、名古屋市天白区在住の高齢男性が下腹部の痛みを訴え受診し、CT検査を行ったところ肺に影が見つかりました。 放射線科医は再検査の推奨を画像診断レポートに記載しましたが、泌尿器科の当時40代の医師は熟読せず、再検査をしませんでした。 また40代の医師は、その後、男性の血液検査の内容に変化があったにもかかわらず、男性に説明しませんでした。 男性は2019年にステージ3Bの肺がんと診断され、おととし3月に死亡しました。 病院は診療ミスを認め、遺族に謝罪するとともに、損害賠償金を支払うということです。

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