岩手県南の奥州市や沿岸の釜石市でサクラが満開となっています。一方、盛岡市の標本木のソメイヨシノは開花の基準に達しなかったため開花宣言は見送られました。
11日正午ごろの奥州市の水沢公園は、公園内のほぼ全てのサクラが満開となっていて多くの花見客も訪れていました。
(水沢公園の花見客は)
「きれいに咲いて暖かくてとても気持ちいいです」
一方、釜石市の桜の名所小川川沿いの桜並木も11日の暖かさで一気に開花が進みました。
そんな中、足踏みとなっているのが盛岡市の開花宣言の基準となる標準木のソメイヨシノです。盛岡地方気象台の敷地内にある標本木は、5~6輪とされる開花の基準に11日も達しませんでした。
それでも市内では開花が進んでいるところもあり、盛岡城跡公園では花見を楽しむ人たちの姿も見られました。
(盛岡城跡公園の花見客は)
「先どりし過ぎちゃったかな。春が待ち遠しい」
盛岡地方気象台は12日、開花を宣言する見込みです。