「ご自由にお持ち帰りください」 男性が持ち帰ったのは、まさかの?

「ご自由にお持ち帰りください」

街中や駅周辺などで、そんな貼り紙を目にしたことはありませんか。

欲しいと思っていたものがタダで手に入るチャンスに、飛び付きたくなる人は多いはずです。

投稿者(@256Best)さんは、そんな貼り紙がされた『あるもの』の写真がX(Twitter)上で拡散されているのを発見。

『あるもの』を手に入れるべく、投稿者さんが取った行動とその結末に、ネットが大注目しています。

メガネ販売店の前に置かれていたものが?

『#ご自由にお持ち帰り選手権』というタグとともに、投稿者さんの好奇心をかき立てる1枚の写真がXに投下されたのは、2024年4月6日の夕方頃。

写るのは、メガネ販売店に設置されていることの多い『あるもの』に、持ち帰り自由を表す貼り紙がされている光景でした。

大阪府高槻市内で外食中だった投稿者さんは、『あるもの』の所在地が、兵庫県明石市にある西明石駅周辺だという情報を知るやいなや、思い切った行動に出たのです。

「今見て、とてつもなく欲しいから、ないのは覚悟だけど見に行く」

投稿者さんはそういうと、『あるもの』が置かれた場所に向かうべく、新幹線の切符を購入することに。相当の覚悟がないと、起こせない行動でしょう。

西明石駅に到着した投稿者さんが、すぐさまメガネ販売店に駆けつけると、そこにはお目当てのものがありました。

投稿者さんが求めていたのは、視力検査の際に使用する、視力測定器だったのです…!

数時間前にXで見て一目ぼれしたものが、確かに目の前にある光景に、ホッとしたことでしょう。

とあるメガネ販売店が閉店することを機に、不要品として店の前に置いていたのだそうです。

投稿者さんは、視力測定器を押し歩きながら西明石駅に到着すると、「帰ります」とコメント。

自力で無事に、自宅までの終電に乗り込むことに成功したようです。

なお、西明石駅を管轄するJR西日本は、車内に持ち込み可能な荷物について、以下のように定めています。

携帯できる荷物で、タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ(長さは2メートルまで)以内、重さが30キログラム以内のものを2個まで持ち込むことができます(ただし、傘、つえ、ハンドバッグなどの身の回り品は個数に数えません)。

視力測定器のサイズは規定に収まっているため、持ち込みは問題なさそうです。

また、投稿者さんは「時間も時間だったので、行きだけ新幹線で、帰りは終電の新快速で帰りました」とも語っていました。

投稿を見た人からは、その行動力と熱意を称賛する声が多数寄せられています。

・強者すぎる。ゲーム『どうぶつの森』にありそうな家具ですね。

・これが「思い立ったが吉日」というやつか!ミッションクリアおめでとうございます。

・行動力がすごい!まさに『勝ち取るべくして勝ち取った』感じがする。

最寄り駅から約30分間、視力測定器を押し歩いて自宅に着いた投稿者さんは、運び入れた後の様子も公開していました。

なおこれからは、インテリア兼、目の健康状態を確認する用のアイテムとして使っていくのだそうです。

苦労して手に入れただけあって、ほかのどのインテリアよりも長く愛用していくことでしょう。


[文・構成/grape編集部]


出典

@256Best

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