広島県庁前に芝生広場やカフェ、来春開業 駐車場跡で起工式 NTT都市開発などのグループ

広島県庁敷地内にできる芝生広場と商業施設のイメージ(MOTOMACHI CONNECT提供)

 広島県が進める県庁敷地の有効活用を担うNTT都市開発(東京)などの企業グループが11日、本館正面の第1駐車場跡地に設ける商業施設と芝生広場の起工式を開いた。飲食や物販の3~4店を誘致し、来年春に開業する。市中心部の魅力向上を図る。

 式典には同社の〓上広志社長や湯崎英彦知事たちが出席。〓上社長がくわ入れをし「大切な時を過ごしたくなる飲食店、普段使いしたくなる物販施設を整備する」とあいさつした。湯崎知事は「有効活用で新たな魅力拠点となるよう取り組みたい」と述べた。

 企業グループは第1駐車場跡地2800平方メートルを県から賃借し、4月中に着工する。カフェやレストランなどが入る計589平方メートルの木造平屋の施設を建て、隣は芝生広場にする。店名は未定。

 県は昨年3月、同社を代表法人とする企業グループを敷地有効活用の事業者に選んだ。企業グループは今後、新たな平面駐車場の整備も予定している。事業費は6億1200万円を見込む。(河野揚)

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